皆さんは成人式に参加したことはありますか?
成人式は一生に一度。でも私は参加しませんでした。
私のように参加しなかった人の理由は様々でしょうが、私の場合は特に会いたい友人もおらず、むしろ会いたくない同級生の方がはるかに多かったので、それなら自分の好きなことに時間をつかいたかったというのが理由です。
しかし私のように自分の意志で参加しなかった人はいいとして、色んな理由で参加したくても出来なかった人もいるでしょう。
20歳が成人・18歳が成人
数年前までは二十歳になると成人となっていた。ところが現在は18歳で成人になる。
二十歳=成人と、当たり前に認識してきた世代の人間としては、かなり違和感をかんじる。
18歳といえばまだ高校生の子が多いだろう。昔よりも進学率が高くなっている現代では、社会人として生活している子はかなり少ないのではないだろうか。
親も周囲も本人もまだ『子ども』だと思っている高校生に、いきなり「君は今日から大人だよ」というわけだ。
自分がそう言われる立場だったらかなり困惑したと思う。
まだ高校生で、金銭面でも生活面でも親に頼り、政治や経済は教科書の中の出来事で。
そんな状況にいながら、突然降りかかって来る『責任』という重し。
じゃあ、二十歳ならいいのか? たった二年で何が変わるのか?
これは随分と違うと思う。
二年経てば取り巻く環境そのものが変わっているから。
同級生がそれぞれの進路に進み、大学生・専門学校生・社会人など、それまでにいた高校生という輪の外に出てもっと大きな社会という輪に入り、そしてそこでの生き方やルールを学び、慣れていく。
高校生という輪の中で17歳から18歳にただ年齢が変わるだけと、環境に適応する力と覚悟を身に付ける移行期間があっての19歳から20歳へと変わるのとでは、あまりにも大きな違いがあると私は思う。
成人式をしない自治体
今年の成人の日は1月12日(月)。けれど多くの自治体の式典は『二十歳の集い』など、『成人式』ではなくなっているという。
理由としては18歳の成人式では、大学受験や晴れ着を用意するための経済的負担が大きく、参加できない人が多く出るからというものらしい。
これには私も賛成だ。
法律上は成人でも学生が多いのだ、自治体も配慮して然るべきだと思う。
代わりに『二十歳の集い』をするのもいいと思う。
ただ、私的にはやっぱりしっくりこない。
成人の日と名付けられた祝日に、成人式ではない式典。祝われるはずの新成人は置き去りに、晴れ着姿で式典に参加する二十歳の人々。
いっそのこと祝日の名前を『旧成人の日』とかに変えてしまえばどうだろうか?
何十年か後には「どうして旧って付いてるの?」 と孫に訊かれ「昔は二十歳が成人だったからだよ」なんて会話が生まれるかも知れませんよ(笑)
最後に
なんだかんだと言いましたが、成人になることがお祝い事なのは変わりません。
責任を負うというのは大変なことです。けれど同時に、責任をとれる範囲であれば自分の裁量で物事を決められるということ。
新成人の皆さんには自分の負える責任の範囲を探りつつ、自然体の大人になってもらいたいなと思います。
