京の都は観光地

皆さんは京都に行ったことはありますか?
修学旅行や社員旅行で行ったという方も多いかもしれません。
私は子供の頃、親せきが京都在住だったこともあって年に数回は京都に行ってましたが、その頃は京都を「観光地」だと認識したことは無かったと思います。

いつの間にか観光地

京都には沢山の古きよきものがあります。
芸能・文化・建築・風習。どれも伝統があり、長く受け継がれて来た独特の品格があると思います。
でもそれらは京都においてごく当たり前の風景で、生活の一部で、決して特別なものではなかったはず。
それがいつの間にか『日本らしさ』の象徴のように扱われ、その『日本らしさ』を求めて外国人観光客が押し寄せて…。

インバウンドによる経済効果。

確かに必要なことだと思う。
けど、オーバーツーリズムという新たな問題が、その地に根付いて生活して来た人たちを苦しめているという現実もある。

静かな古都

どこに行っても人だらけの京都。そこに変化が現れたとニュースになっていた。
中国外務省が日本への渡航自粛を要請し、団体観光客が日本に来なくなったというもの。

京都が空いている。

ネットニュースやYouTubeで連日のように流れる京都の映像。
相変わらず多くの外国人観光客の姿はあるが、確かにこれまでのような歩くのさえ困難な混み具合とは違う。

実感出来る変化

これは京都に行くなら今がチャンス!

ということで、昨年の12月に実際に行きました。

久しぶりの京都。
まずJR京都駅。ここで既に前回とは違うと感じた。

「静かや」

驚きに思わずつぶやくほど。
もちろん観光客は多いし、人の往来もかなりのもの。人の声やざわめきももちろんある。
けれど「静か」。
静寂ではないけれど、不快感を覚えないざわめき。
周りの外国人観光客らしき人たちの大半が白人で、皆さんお行儀がいい。

中国からの団体観光客がいた頃は、とにかくうるさかった。
どこからでも喧嘩してるのか? と思うほどの大声で中国語が飛び交い、どこにでもゴミを捨て、当たり前のように列に割り込み、他の人に迷惑をかけても平気で道を塞いで写真を撮る。

目的地に向かう道中で既にストレスの限界値を試される状態で、人気の観光スポットなどに行った日にはどうなるか。簡単に想像できるでしょう(苦笑)

それが今回はありませんでした!

八坂神社・清水寺・知恩院。
さすがに清水寺は観光客が大勢いてかなりの混雑状況で、写真の撮影で滞留することはあった。
でも周りへの配慮をして、撮影後は速やかに移動するので、酷い混雑にはならなかったし、心穏やかに見て回ることができました。

最後に

今回の事では改めて、マナーの大切さと譲り合いの気持の大切さを実感しました。

お互いが少しずつ譲り合うことで、物事はこんなにも円滑に進むんだと思ったし、やっぱり『我さえよければ』と思っている人達とは仲良くできないし、関わりたくないと思いました。

この先情勢が変わり、また中国人団体観光客が戻ってくることになるかもしれません。
その時京都に限らず観光産業を軸にしている自治体は、どういった対応をとるのでしょうか。
オーバーツーリズムは実体験として、観光客の『数』だけでなくその『質』もかなり重要なポイントだと思いました。

経済や観光業界の専門家の方々がおられるのに、素人の私が口を出すつもりはありませんが、個人的には観光客の質も含めて良質な旅行がしたいですし、リピートするならそういった場所だと思います。